新入社員歓迎会で突然の腹痛が!慌ててトイレに駆け込むも間に合わず
現在26歳の男性で、職業は自営業です。私は子どもの頃からお腹がゆるく、物心がついてから漏らしたということはなかったのですが、冷たい飲み物や食べ物をとったときには、ことごとく危険な状態に陥っていました。
毎日の給食で冷たい牛乳がでてきて、それでも残すことが許されていなかったので嫌々飲み、下校の頃には走れば出てしまいそう、しかしとろとろ歩いているわけにもいかないという苦しい生活を余儀なくされていたのです。
そんな私ですが、大人になるにつれて少しずつではありますが、少々の冷たいものになら十分に耐えられるお腹に成長してきていました。
体の成長とともに臓器も強くなるものなのだなと感心しつつ、その強くなる臓器に甘えてあまり食べ物や飲み物の温度を意識しないような生活にいつの間にかなっており、もはや自分は普通のお腹をした人たちと同じように暮らしていけるのだと思い込んでいました。
その気のゆるみが、お腹のゆるみにも影響するなどと夢にも思わず…。
先輩の誘いを断れずに歓迎会で冷たいビールを飲みまくる
大学を卒業し、社会人として新たな気持ちで生活をしていた1年目のことです。私は普段お酒は飲まないのですが、会社の付き合いでどうしても飲み会に参加せざるを得なくなりました。
軽く最初の1杯だけ飲んであとはウーロン茶をちびちび飲んでやり過ごそうと考えていたのですが、先輩の1人に猛烈な酒飲みがいてその人がもっと飲もうぜと誘ってくるのです。
まだ私も若く、男ばかりの会社なので先輩の誘いをずっと嫌がっているわけにもいきません。仕方なくキンキンに冷えたビールを2杯、3杯と飲んでいました。
そして数時間ほど経ったその時、お腹の中に存在しているアイツが再びやってきたのです。グルグルグルと腸の動くような感覚とともに重みのある痛みがお腹を襲います。
「あ、これアカンやつや」、思い出したくもない懐かしい感覚が甦ってきました。
しかしタイミングが悪く、ちょうどその時は社長がみんなに向かって今後会社をどういうふうにしていきたいのかを熱く語っていたのです。入社1年目の自分が、この空気感の中ちょっとトイレ行ってきますなどと話を折るわけには絶対にいきません。
新人がトイレに行くわけにはいかないのでトイレに行きたいのを数十分我慢する
なんとか痛みをこらえてそのまま数十分は経っていたでしょうか。地獄のような時間に耐え、話が一区切りついたタイミングで急いでトイレに向かいました。
必死に決壊しそうなおしりを抑えつつ、トイレの個室に入って、ベルト・ズボン・パンツと身からはがしていって便座に座ろうとしたその時です。「あ、これアカンやつや」
気付いたときには散々な光景が広がっていました。酔いも一気に飛ぶくらいの地獄絵図です。
一瞬茫然としましたが、このままで放置するわけにもいかず、結局トイレにあった清掃道具をとりだし使用前よりも綺麗になったのではと思えるくらいピカピカにしてトイレを後にしました。
以前ある芸人さんがトイレで漏らしてしまい、しっかりと自分で掃除をして、清掃担当者がハンコを押すところに自分の名前を書いたと話していたことを思い出したので、自分もそこに名前と謝罪の言葉を書き記しておきました。
あの一件以来、たとえどんな状況であろうと危ないときにはトイレに行くと心に誓って生活を送っています。