胃がんで死ぬことを覚悟をして旦那に愛してると伝えたら
35歳の専業主婦です。結婚してからすぐに子供に恵まれ、現在二人の子供を育てています。
夏のある日のことです。いつもと変わらぬ朝が来て一日が始まり、家族の朝食の準備をしていたら何だか急にお腹に差し込むような痛みが起きて、トイレに駆け込みました。
初めはいつも通りのお通じだったのですが、後半はとても柔らかくなってきて何だか下痢のような症状に…。
とりあえず、その時はとても多く出たのでスッキリはしたのですが、そこからずっとズキズキと痛みが続いて、子供の相手をしながらも何度となくトイレに駆け込みながら一日を過ごしました。
食事は摂れて、寝る事も出来るのですが夜中いつもなら朝までグッスリ眠っているはずが、二度ほどトイレに起きました。
そしてまた朝が来てもその状況は続き、正露丸を飲んだら一時的には痛みはおさまります。ただ、それでもまた半日ほどすると痛みが出てきて、そんな腹痛と下痢の症状がダラダラと4、5日続きました。
3日目になり自分が死ぬことを覚悟する
流石に3日目くらいからは、もしかして変な病気になってしまったのではないだろうか?ひょっとしたら、このまま死ぬかもしれない?と考えるように。ネットでガンやスキル性胃がんなどの病気を検索して、色んな情報を見ては、もう私は死ぬんだわと勝手にショックを受けたりしていました。
かといって医者に行くほど勇気もありません。もし、余命宣告なんてされたら、どうすれば良いかわかりませんので。
子供達の顔を見ては自分が死んでしまったら、この子達は一体どうなるんだろうとか、主人の顔を見てはこの人と結婚出来て幸せだったなぁとかを、トイレで下痢になりながら一人で考えていました。
二日目あたりからは拭き過ぎでだんだんおしりも痛くなり、ウォシュレットなしでは用はたせなくなってしまったんです。
もう私も命も少しかもしれない。お腹とおしりの痛みで段々気持ちは憂鬱になる一方です。
そして、このまま自分がいなくなって後悔する思って、主人に改めて感謝の気持ちと、「あなたのことが大好きです、愛しています」と伝えました。旦那さんはポカンとしていましたが、伝えなくてこのまま死んで、後悔なんてしたくありませんからね。
4日目になると症状がみるみる改善
ただ、4日ほど経った頃からは段々とお腹の痛みはマシになってきたんです。それでもおしりの痛みは続いていて、とうとう拭き取りの時におしりから血が出ている事に気が付きました。
生涯で初めてです、おしりから血が出るのなんて。さすがにこれには私もビビって、慌てて薬局へ行って、市販の痔の薬を買ってきて対処しました。
ですが、その頃(5日目)には、お腹の痛みは5日目ころにはおさまってきたんです。そして、恥ずかしながら5日目でお腹の痛みはほぼ完治。
その後も再発する事もなく一年以上普通に過ごせています。
あの痛みは何だったのか未だにわからないですが、深刻な病気でなかったことは確かです。どうやら、胃がんでもなんでもなく、タダの腹痛と下痢だったみたい…。
そして、普段は好きとかさえもあまり言わない私、慌てて主人に愛の言葉をつぶやいたことは今考えてもとても恥ずかしいですね。あぁ、愛してるなんて言わなきゃ良かった!